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基礎知識

発酵は、研究室でできても、なぜ工場で作れないことがある?

研究室から工場の規模へ引き上げる「スケールアップ」には、設備だけでなく経験も要る、とフランスの共有設備の運営会社は説明しています。ただし、具体的に何が起きるかは、その発表には書かれていません。

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#1日1問 バイオエコノミー

研究室でうまくいった発酵の工程を、工場の規模へ引き上げる段階を「スケールアップ」と呼びます。この段階には、設備だけでなく経験も要ると、フランスの共有設備の運営会社は説明しています。ただし、具体的に何が起きるのかは、その発表には書かれていません。

なぜ?

フランスで2026年9月29日、DanoneやMichelinなどが2024年に設立したBiotech Open Platformが、最大15m³(15,000リットル)の発酵設備の開所式を行ったと発表しました。同社の発表は、研究室で有望な結果が出ても、その多くが先に進まないと説明し、その間にある段階がスケールアップだとしています(企業自身の説明です)。

同社のCEOは、設備だけでは足りず、規模が変わるときに出てくる問題を解く経験とノウハウが必要だと述べています。どんな問題が出るのかの具体例は、発表には書かれていません。この設備では、10グラムの規模から1トンの規模まで、段階を踏んで工程を確かめるとされています。

なお、この設備を実際に使う企業や案件は、発表の時点では公表されていません。「スケールアップの設備ができた」ことと、「スケールアップの壁が下がった」ことは、別の話です。

ここだけ覚える

「研究室でできた」と「工場で安定して作れる」は、別の段階です。 発酵のニュースを見たら、どの規模まで確かめられたのか(研究室、試験設備、商用規模)を確認します。

より詳しく

参照資料

  • Biotech Open Platform「Biotech Open Platform inaugurates its biotechnology platform」プレスリリース(2026年9月29日。事業主体自身の発表で、Danone公式サイトで公開). danone.com

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