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基礎知識

バイオ燃料は、食べ物と取り合いにならない?

食べられる作物を燃料にすることへの懸念が議論されてきました。国連のFAOは、2013年の報告書で、影響は原料や作り方、土地の使い方で変わると整理しています。

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#1日1問 バイオエコノミー

原料と作り方しだいです。食べられる作物を燃料にすることへの懸念が議論されてきましたが、食べられない原料に移れば取り合いがなくなる、とは限りません。

なぜ?

国連食糧農業機関(FAO)の2013年の報告書は、2007〜08年の食料危機と、その後の食料価格の高騰が、「食料か燃料か」の議論を強めたと述べています。同じ報告書は、バイオ燃料用の原料は、効率や持続可能性の面でどれも同じではない、としています。たとえば、サトウキビやパーム油は、面積あたりの燃料の量が相対的に多く効率的ですが、灌漑が必要な場合(サトウキビ)や、炭素を多く含む土地に農園を作る場合には、環境面の持続可能性が問われる、という指摘です。

日本の資源エネルギー庁も、持続可能な航空燃料(SAF)の解説で、バイオエタノールの原料になるサトウキビやトウモロコシのような「可食原料」は、欧州が利用を制限しており、そのため、食べられない原料の開拓など、原料の多角化が必要になっている、と説明しています。

食べられない原料なら、問題はない?

FAOの報告書は、廃棄物、残さ、作物以外のバイオマスを原料にする「第二世代」のバイオ燃料が商業的に使えるようになると、土地や水などの共有する資源をめぐる競争は、むしろ一段と強まる、との見通しを示しています(2013年時点の見通しで、現在の状況は別途確認が必要です)。

取り合いは、「原料が食べられるか」だけでなく、どの土地や水を使い、どう作るかでも決まる、という見方です。

ここだけ覚える

取り合いは、「原料が食べられるか」だけでは決まりません。 原料の種類に加えて、どの土地や水を使い、どう作るかも確認します。

より詳しく

参照資料

  • FAO「Biofuels and the sustainability challenge: A global assessment of sustainability issues, trends and policies for biofuels and related feedstocks」(Elbehri, Segerstedt, Liu、2013年)(国連機関の報告書。2013年時点の整理). fao.org
  • 資源エネルギー庁「飛行機もクリーンな乗り物に!持続可能なジェット燃料「SAF」とは?」(航空燃料の原料に関する説明。ページに公開日の明記なし). enecho.meti.go.jp

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