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基礎知識

ゲノム編集食品と遺伝子組換え食品は、何が違う?

遺伝子組換えは、ある生物から取り出したDNAを組み込む技術、ゲノム編集は、もとのDNAの特定の場所を変える技術です。日本では、安全性審査と届出という手続きも分かれています。

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#1日1問 バイオエコノミー

大きな違いは、手法と手続きです。遺伝子組換えは、ある生物から取り出したDNAを、別の細胞のDNAに組み込む技術です。ゲノム編集は、もとのDNAの特定の場所を切って変える技術です。日本では、遺伝子組換え食品は安全性審査、ゲノム編集食品は原則として届出、と手続きが分かれています。

なぜ?

消費者庁の説明資料によると、遺伝子組換え食品は、安全性審査を経て問題がないと判断されたものだけが流通します。この審査は、2001年4月から義務化されています。

ゲノム編集は、特定の塩基配列を認識する酵素を使い、その配列の特定の部位を切断する技術です。切断のあと、生物のDNAが持つ修復の仕組みが働き、塩基の欠失・挿入・置換などが起こります。この技術で得られた食品について、日本では2019年10月から事前相談・届出の制度が始まりました。基本的には消費者庁への届出を経て、安全性に関する情報が公表されます。

ゲノム編集食品は、審査なしで売られるのか?

原則は、審査ではなく、事前相談と届出です。ただし、同じ資料は、遺伝子を組み込むなどした場合は、遺伝子組換え食品と同様の手続きが求められる、と説明しています。

また、届出は「何もしない」手続きではなく、事業者が安全性に関する情報を届け出て、それが公表される仕組みです。どちらの食品が安全か、危険かという話ではなく、技術と手続きの区分の話として読むのが、誤解を避ける近道です。

ここだけ覚える

遺伝子組換えは安全性審査、ゲノム編集は原則として届出です。 ただし、ゲノム編集で遺伝子を組み込んだ場合は、遺伝子組換えと同じ手続きになります。

より詳しく

参照資料

  • 消費者庁「ゲノム編集技術応用食品について」(国の公式ページ。ページに更新日の明記なし). caa.go.jp
  • 厚生労働省「ゲノム編集技術応用食品の取扱いについて」(届出制度の開始日(2019年10月1日)と、取扱要領の改正(令和2年12月23日)の確認に使用). mhlw.go.jp
  • 遺伝子組換え食品・ゲノム編集食品に関する解説資料(消費者庁による説明。厚生労働省サイトに掲載)(PDF。作成日の明記なし). mhlw.go.jp

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