エコフィードとは、何のこと?
食品の製造で出る副産物や、売れ残り、調理で出る残さなどから作る、家畜のエサのことです。農林水産省によると、令和5年度の製造量は濃厚飼料全体の約5%でした。
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食品の製造で出る副産物や、売れ残りの食品、調理で出る残さなどを使って作る、家畜のエサのことです。農林水産省によると、令和5年度の製造量は、濃厚飼料全体の約5%でした。
どんなものが原料になる?
農林水産省の資料(2025年2月)は、エコフィードを、環境にやさしい(エコロジカル)や節約する(エコノミカル)という意味の「エコ」と、飼料の「フィード」を合わせた言葉だと説明しています。
原料は、パン屑、豆腐粕、醤油粕、焼酎粕、ビール粕などの食品製造副産物、売れ残りの弁当や廃食用油、カット野菜の屑などの余剰食品・調理残さ、規格外の農産物などの農場残さです。
食品リサイクル法の基本方針は、食品廃棄物の再生利用で、飼料にすることを最優先としています。令和4年度は、食品廃棄物等1,525万トンのうち、1,121万トンが再生利用され、そのうち863万トンが飼料に使われました。
飼料の問題を解決できる?
同じ資料によると、令和5年度のエコフィードの製造数量は約101万TDNトン(概算)で、濃厚飼料全体の約5%です。国産の原料に由来するのは約29万TDNトンで、製造数量の約3割です。残りは、輸入した原料に由来します。たとえば、輸入した大豆から作る豆腐のおからです。
畜産では、飼料費が経営コストの約4〜7割を占め、濃厚飼料の大部分は輸入に頼っています。エコフィードは、その一部を国内の食品の残りで置き換える手段ですが、全体から見ると、まだ小さな割合です。なお、863万トンは食品廃棄物等の重さ、約101万TDNトンは家畜が消化できる養分の量(TDN)で数えた製造数量で、基準が違います。
ここだけ覚える
食品の残りを飼料にする量は多くても、飼料全体の中では小さな割合です。 「食品の残りを活かす」と聞いたら、何の残りを、どのくらい、どの用途に使うのかを確認します。
より詳しく
- 飼料化と肥料化のどちらが成立するか:食品残渣は飼料化と肥料化のどちらが成立するか——条件で判断する
- 売れ残りや食品工場の残りの行き先:売れ残りや食品工場の残りは、どこへ回される?
参照資料
- 農林水産省 畜産局飼料課「エコフィードをめぐる現状と課題」(令和7年2月。定義、原料、食品廃棄物等の再生利用状況、製造数量). maff.go.jp