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基礎知識

堆肥は、化学肥料と何が違う?

堆肥は、有機物を発酵させて成分を安定させたもので、肥料の成分に加えて、土の性質を整える働きもあります。ただし、原料で成分が大きく違い、窒素の必要量を家畜ふん堆肥だけで満たそうとすると、リン酸とカリのバランスが崩れると、農林水産省の資料は説明しています。

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#1日1問 バイオエコノミー

堆肥は、有機物を発酵させて、成分が安定するまで熟させたものです。肥料の成分を供給するだけでなく、土の性質を整える働きもあります。ただし、原料によって成分が大きく違います。

何が違う?

農林水産省の土壌管理の資料(新潟県のデータなどを含む)は、堆肥を「様々な有機物を原料とし、好気的発酵(空気のある状態で微生物が分解すること)によって成分的に安定化するまで腐熟させたもの」と説明しています。有機物を田畑に入れると、肥料の三要素と微量要素の供給源になるだけでなく、土の緩衝能(酸性やアルカリ性が急に変わりにくい性質)が増し、土の中の微生物の活動が強まる、とされています。

成分は原料で違います。牛ふん堆肥は、肥料成分が低く、効き方が穏やかです。鶏ふんの肥料成分は、牛ふんの約3倍、豚ぷんの約1.5倍で、堆肥にしたものも、牛ふん堆肥や豚ぷん堆肥よりはるかに高く、土づくりより有機質肥料として使うほうがよい、とされています。

化学肥料の代わりになる?

家畜ふん堆肥に含まれるリン酸とカリの効き方は、化学肥料と同程度です。一方、有機栽培などで使うとき、窒素の必要量を家畜ふん堆肥だけで満たそうとすると、リン酸とカリのバランスが崩れるため、リン酸・カリの少ない有機質肥料か、窒素の化学肥料を併用する必要がある、と同じ資料は述べています。

また、発酵が不十分な堆肥を施すと、作物に害が出るおそれがあります。熟し具合の確認が必要です。

ここだけ覚える

堆肥は、「肥料」にも「土づくり」にもなりますが、種類と熟し具合で別物です。 使うときは、原料と成分を確認します。

より詳しく

参照資料

  • 農林水産省「Ⅴ 堆肥など有機資源の利用 1 有機物による土づくり」(堆肥の定義、種類ごとの特徴、利用上の留意点。資料に年次の明記なし). maff.go.jp

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